皆さんは有給休暇をしっかり取れていますか?

世界中どの国を見渡しても有給に関しては、労働者に均等に振り分けられた休日を保証する為の素晴らしい制度です。

 

ただ残念なことに日本人の多くは、有給の重要さを理解されていない人が多いと感じます。

もちろん最近の日本の傾向的にも、働き方や生き方に対する考え方が変化しつつあるとは言え、その流れについてこれていない人や昔の仕事の価値観を押し付けるような文化が色濃く残っているのは事実です。

 

時代が変われば仕事の仕方も生き方も変える必要があるのに、日本は変わらないことに対する努力をする人が多いので、ぜひ今回は世界の有給休暇事情や、今後日本で義務化する有給に関する制度を解説していきたいと思います。

 

【2019年4月】労働者に対しての有給取得義務化開始

 

まず知らなかったでは済まされないある制度が2019年4月から開始します。

それが『有給取得義務化』です。

 

なぜ有給が義務化されるの?

日本には昔から労働者に対して、仕事と休日の充実度を計るための有給(給料支給)での休日制度というものがあります。

これは労働者に配慮した制度とも言え、仕事をより捗らせることが目的で制定されたものです。

 

もちろんこれに関しては、会社側も受け入れるという仕組みになっているはずなのですが、実際は…

  • 職場の人に気を遣って休みづらい
  • 人手が足りなくて休みづらい
  • 仕事が残っているのに休みづらい
  • 仕事に対してやる気がないと思われたくない
  • 急を要する時の為に取っておきたい

このような理由から年間通して有給を取れている人が少ないという現状があり、休みたいけど休めない。

休みたいけど周りの目が気になって休みづらい、といったことを解決するべく制定された新しい取り組みです。

 

今までは、労働者側から休日の請求をしなければいけなかったのを、会社側から労働者に対して休日を義務的に与えることで、休みやすい風潮を作ることが目的。

時代と共に少子高齢化問題や外国人労働者の増加、働き方や労働者の仕事に対する意識の変化などから、このような状況を改善する為に始めることになった素晴らしいシステムと言えるでしょう。

 

どんな人が対象になるの?

引用:厚生労働省

では有給を取得できる人にはどんな特徴があるのでしょうか?

大きく分けると「週5日以上働いている人」「週4日以下の人」で、取得できる日数に制限があります。

ポイントをまとめてみました。

労働日数が週5日以上の方

  1. 最低半年以上同じ企業で勤めていること
  2. その期間内の8割以上出勤していること(例:労働期間1年間=292日以上の労働日数を満たす)
  3. 労働年数によって期間毎に年間有給取得10日+1日ずつ増えていく(最大で年間20日まで)

労働日数が週4日以下の方

  1. 最低半年以上同じ企業で勤めていること
  2. 労働日数週4日以下&労働時間30時間未満の方が該当
  3. パートやアルバイトなどの人も該当

1週間の労働日数による有給取得の違いに関しては上図を確認してください

 

有給取得の際に気をつけることとは?

  1. 最低6ヶ月以上勤務していること
  2. 全労働日の8割以上出勤していること
  3. 労働日数8割以下の場合は年間10日以上の有給は取得できない
  4. 労働者ごとに時季を指定して最低5日間は必ず取得しなければならない
  5. 労働者が休む為に会社側は必ず配慮しなければならない
  6. 連続で有給を取ることは可能だが会社側としっかり相談したうえで決めること
  7. 会社の繁忙期などは有給が取得できない場合もある
  8. 有給休暇取得の時効は2年後まで(今後5年に変更する可能性あり)
  9. 場合によっては半日単位での取得も可能
  10. 労働者は有給取得の理由を必ずしも申告する必要はない
エド君
ここで紹介した内容は労働者の方なら最低限知っておくべき重要ポイントになります。ご自分の労働期間や日数、そして会社側としっかり相談したうえで有給取得の申請をする必要があるでしょう。あくまで労働者にとってはメリットが多い制度ですが、繁忙期に無理矢理休みを取っても許可されないケースもあるのでしっかりと上の方と話をしたうえで決めること

 

世界の有給取得事情はどうなってるの?日本は異常?

 

僕自身も海外に住んでた経験があるので他国の有給事情はよく理解していますが、日本の有給事情はかなり異常だと言えます。

日本も労働者に対して有給を取得するよう法律で決まっているにも関わらず、それを守らない企業、そして労働者がいることは世界からしても狂ってるとしか言いようがありません。

 

「休める雰囲気じゃない…」

「休むと会社に悪い…」

「休むと気まずい…」

 

このような仕事に対する文化が色濃く残っているのは世界でも日本だけです。

実際にそのことを、僕の友人の外国人に話したところ「日本人は何の為に生きているの?」と言われた経験があります。

更に「休める制度があるのに何で休まないの?」と言われ、呆れられたこともあるほど。

 

日本ではまだまだブラックな企業が蔓延しているという理由もありますが、労働者自体の生真面目さが「休めない風潮」を作っているのも理由の一つなんですね。

では世界の有給事情はどうなっているのでしょうか?

 

世界の有給取得事情を調べてみた。日本はダントツ最下位!!

この図は【We Love Expedia】のサイトから引用させて頂きました。

僕が海外滞在中に色々な国籍の人達と母国の仕事事情などを話してきましたが、この上図はものすごく当てはまっていると思います。

 

見て分かるように日本の有給取得率は世界でもダントツで最下位です。

もちろんどの国でも仕事が好きで休まずに働いていたり、休日が少ない企業で働いている人は実際にいます。

 

しかし、そういった意味で捉えても日本の休まない人達の意識や考え方とは大きく違うんです。

仕事は仕事、休みは休みで取るべきと言った考えは当たり前であり、無理して仕事をするような文化もありません。

 

しかも仕事中も遊び半分みたいな感覚でしている人も多い為、日本のような異常なほどのストレスや気遣いに関してはほぼ皆無です。

定時になれば何があろうと帰るし、残業でもあろうものなら相当文句言います。

 

でもかと言ってそれはそれで成り立っているので、日本の仕事事情や休みに対しての考え方とは大きくかけ離れているのは、海外滞在中に一番衝撃を受けたのを覚えています。

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日本人の多くが有給に対して罪悪感を感じている

僕が日本と海外と比較して感じる部分で大きく違うのは、『休まないことを自ら望んで選択しているのではなく、周りに気を遣って休まない人が多いということ』です。

 

この違いはと言うと、

  • 仕事が好きだから休まなくてもいい
  • 仕事が嫌だけど休むと悪いから休まない

日本で多くの方が選んでいるのは後者の「仕事が嫌だけど休むと悪いから休まない」ですよね。

 

これは他国から見ると完全に異常であり、人として間違った判断です。

もちろん会社への配慮やタイミングというものは確かにあります。でも休んではいけないという訳ではありませんよね。

 

更に「休むと仕事や職場が気になる」と言った意見も多く、ある意味プロ意識があっていいことですが、休日まで仕事のことを考える必要性がどれほどあるのでしょう。

だからストレスが溜まり続けるんじゃないでしょうか。

 

日本の法律上ではしっかりとしたルールが決められていて、労働者を守る制度があるにも関わらず、その決まりを守らない企業、もしくはその仕組みすら知らない労働者が何より問題なのです。

しかも社会全体が勝手に作り出す「休んではいけない流れ」を醸し出すことも、世界から見ると異様な光景と言えるでしょう。

 

そもそも海外の労働条件にはしっかりとしたルールがある

海外の企業で就職したことのある人なら分かると思いますが、契約の際にかなり細かいところまで労働条件を決める仕組みが整っています。

その際に、自分がどこのポジションでどういったことを仕事としてやるのか、そのポジションで必要なことや注意事項などを事細かに決めるんですね。

 

でもそれは逆に、それ以外の労働に関してはやる必要がないと決めるルールでもあるのです。

  • 有給取得日数は年間4週間まで
  • 1週間に40時間なら40時間だけ働けばいい
  • 残業や休日出勤には必ず時給の2~3倍の時給を支給する
  • 残業するかどうかは社員全員に聞いたのちにするかを決める
  • 自分のポジション以外の仕事はやる必要がない(やると怒られる)
  • 自分の病気だけでなく家族が風邪ひいた場合なども病気用の休日が有給と別でもらえる

これらを見て単純にどう思いますか?

 

僕がオーストラリアで働いてた時に、社員である人には無条件で与えられる労働者としての権限です。

このことを知った時は「日本よりも仕事のルールがしっかりしてる」と思ったのが最初の印象でしたね。

 

エド君
こういった仕事や生き方に対する意識の差が、働きにくさや、休みの取りにくさを作り出していることを理解しておくべきと言えるでしょう。休みは休みで取るべきであって、休みがあるから仕事のやる気になるのも事実。新しい制度ができるのはいいけど、労働者自身の意識が変わらないと日本の労働環境が大きく変わるのは難しいかもしれませんね。

 

なぜ日本人の仕事の価値観だけは変わらないのか?

 

僕が海外で見てきた仕事に対する価値観や、労働者の姿を見てきて思うのは、「仕事は単なるお金稼ぎであり人生の一部でしかない」とわきまえているかどうかなんですね。

 

日本人の多くは真面目で仕事に対してまっすぐで失敗が許されない環境で育ってきたからか、色々なことを幅広く的確に仕事をこなします。

それはそれで日本の素晴らしいことであり、そのおもてなしの精神が日本を支えてきたし、今後も世界に自慢できるものとして活かされることでしょう。

 

しかしそうは言っても、全ての労働者がそのような素晴らしいサービスをすべきかと言うとそうではありません。

そのプレッシャーにやられて、ストレスを抱えている人が量産されているのも大きな問題。

 

「完璧にやらないといけない…」

「失敗しちゃいけない…」

「頑張らなきゃいけない…」

 

この意識が労働者に対して負担をかけ、仕事が辛いと言う感情を生み出し、仕事に対するポテンシャルは一向に上がらない。

こんな人が増え続けていくような世の中で、日本のおもてなしは素晴らしいと心から言えるのでしょうか?

 

もちろん会社の仕組みづくりや古い価値観を持つ上の方の問題もありますが、僕が思うに、『労働者自身が変わろうとしない』ことにこそ問題の根源があると思います。

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僕が感じる現代人に必要な思考をまとめてみました。

  • 仕事は頑張る必要があるけど無理はしなくていい
  • 自分にプレッシャーかけるのは必要だけど病むまでしなくていい
  • 辛いなら辞める選択をしても決して間違いではない
  • 自分が理想とする職場環境は見つかるまで探すべき
  • 自分の道は自分で決めて責任取ればいいだけ

昔から日本には「石の上にも三年」とか「我慢は美徳」などの言葉が伝統であるかのように言われてきましたが、基礎的な部分では必要でも、今の時代は生き方も多様化されてきているので全ての方には当てはまりません。

 

無理してまで仕事しなくても、自分の努力や工夫次第ではお金を得る方法はたくさんあるし、無理をしてまで仕事をしてストレスを溜める必要は全くないです。

要は、人それぞれの生き方が自由に選べるようになり、自分のやりたいように行動しやすくなったからこそ、自分で考え行動できる能力が超重要になってきたということ。

 

これが今の時代の特徴なんですね。

昔はお金を得る手段と言えば、会社に勤めることでの労働でしかお金を得ることができませんでしたが、今は自分だけの力で努力を積み重ねればいくらでもお金を得る方法はあります。

 

自分にはお金を稼ぐ選択肢がないと思っているだけで、今の時代は情報格差社会でもあり、しっかり勉強さえすれば自分が理想とする生き方はいくらでも手にすることが可能なんです。

 

まず労働者である我々が、自分は何をやりたくて何をして世の中に貢献できるかを真剣に考えましょう。

そのうえで会社が必要ならしばらくは勤めればいいし、ある程度のスキルが身についたら辞めて独立して自由に働けばいい。たったそれだけのこと。

 

労働者自身の思考や行動が変わるだけで、嫌々仕事をする必要もなくなるし、無理して生きていく人も自然と減っていくはずです。

時代の変化に合わせて仕事の仕方や生き方を変えるのは、非常に重要なことだと理解しておくべきでしょう。

シェアクリ

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今後の働き方改革の進展を決めるのは労働者次第

 

今回制定する有給取得義務化に関しては、日本の悪い習慣を改めるいい試みだと思います。

しかしそうは言ってもその制度を受け入れしっかりと実行していくかは、会社や労働者一人一人が意識を変えて行動していくしかありません。

 

僕達が仕事をするのも生活の為であり、自分の娯楽や趣味のためにお金を稼ぐ。ただそれだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。

働く以上は休日は必要だし、休んでリフレッシュできるからこそ仕事にも専念できて、また新たな目標や自分の夢に向かって行動することができる。

 

「会社の為に頑張らなければ…」

「社会人として…」

 

こう思ってくれるのは大人として素晴らしいことですが、それもあくまで自分の成長や自分の目標を達成する為に必要な意識であり、他人の為に無理して体や精神を壊すようでは全く意味を成しません。

 

そのような精神は戦後間もない時からの名残が今だに色濃く残っていることから、それが正しいと言われてきましたが、これからは自分の為に努力をすることが大切になってくる時代です。

 

休みは休みでしっかり取ったうえで仕事に取り組みましょう。

これからそのような制度が国を挙げて整ってくるので今後が楽しみであり、より豊かな制度がどんどん生まれるのを期待したいと思います。

 

読んで頂きありがとうございました。

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2019年、”新時代を生きる僕たちに必要なものとは?”をテーマに人と人との繋がりを大切にする、そして新たなコミュニティを繋げるWebサービスを開始します。グローバルな時代になって、我が日本にも多くの外国人が訪れ、国境も言葉の壁もなくなりつつある今だからこそ、これからは日本と海外、日本人と外国人の思考の違いや、全く異なる価値をシェアしていくことが求められる時代になると思っています。受け入れ、糧にして、次に繋げる、そんな未来意思のある人たちが集まり、新たな価値を創造する、全ては未来の為に。。まずは僕たちから動き出します。

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