僕たちが住む日本という国は世界から見てもとても豊かで、色々な物が揃い、便利で、みんながある程度均等に生活することができる国です。

過去に海外に住んだ経験のある方は特に、その日本の素晴らしさをより実感されているのではないかと思います。

僕も海外に住んだからこそ、客観的に日本と海外との違いを確認することができ、良い面も悪い面も分かることができました。

 

そんな素晴らしい国のはずの日本なのですが、実は自殺率に関しては世界トップだと言うことは知っていますか?

特に若者の自殺率に関して言えば、世界でも有数の超深刻な状態です。

これがいかにヤバイ話か理解されているでしょうか?

 

豊かであるはずの日本なのに、自殺率が高い。

僕たちは真剣に若者の未来の為に、考え直さなければいけないのかもしれません。

 

世界の自殺率の高い国から見えてくるもの

 

1位 グリーンランド
2位 リトアニア
3位 韓国
4位 ギニア
5位 カザフスタン
6位 スロベニア
7位 ハンガリー
8位 クロアチア
9位 スリランカ
10位 ラトビア
11位 ベラルーシ
12位 ウクライナ
13位 日本
14位 ロシア
15位 モルドバ

 

この順位を見て、どう思いますか?

これを紐解くとそれぞれの国の事情が見えてくるので簡単に説明しましょう。

 

例えばこのランキングに入っているヨーロッパの地域では、日光不足の問題により鬱病などの精神疾患が原因で自殺を選ぶ人が多くいるそうです。

更に寒い地域では、寒さを防ぐ目的で飲酒の量が他国に比べて多いことから病気や依存症などになり、仕事を失う人も多く、先が見えなくなって自殺してしまうと言う理由もあります。

また他国では、紛争などにより貧しい生活を虐げられて自殺者の増加を促進させてしまっているなど。

 

各国それぞれ色々な事情や理由により、自殺者が出てしまうことはある意味仕方のないことかもしれません。

ただし、このランキングから分かることで理解してほしいことが2点あります。

 

まず1つ目が、

経済規模的に裕福ではない国が上位に入っていないこと。

 

そして2つ目が、

先進国の中でも日本が上位に選ばれていること。

 

ただのランキングだけでは見えてこない、日本が抱える大きな問題がそこには隠れていました。

 

「幸せとは何なのか」が分からない日本人

 

nippon.comより引用

日本の自殺者年齢層は60代が最も多く、次いで50代→40代→30代の順になっています。

ただ最近の調査では若者の自殺者数が最も増加していて、若年層の自殺率は世界でもトップクラス。

 

しかも、日本の15歳から39歳の死因の第1位が「自殺」

そして更に「事故死」よりも自殺が多い国のトップも日本になっています。

 

これは世界と比べても異様な事態で、人々も政府も特に対策をしないばかりか問題にすら気づいていません。

このままいけば高齢化がより進むのは当たり前で、今後働き手が少なくなる日本において誰がどうやって支えていくのでしょう。

 

むしろ将来に対して不安な若者からすれば「別に日本で生活しなくても海外に住めば良いや」なんて人が、更に増加していくことにもなりかねません。

そうなるとこの先の日本という国がどうなるのか、大人の方ならだいたい想像できますよね。

 

日本人は本当の意味での「幸せ」を理解していない?

ではなぜ、若者が自殺したくなるような国になってしまったんでしょう?

それは日本人の多くが「幸福を感じることができなくなっている」ことに理由があるのです。

幸福を感じれないと言うより、幸福とは何なのかがよく分かっていないような状態ですね。

 

ではさっさく聞きたいのですが「皆さんは幸せですか?」

実は簡単なこの質問に対して、素直に「幸せだ!!」と答えられない人が多くいるのが日本。

 

それに対して他国に住んでいる外国人に聞いてみると、多くの人が「幸せだ!!」と自信を持って言えるそうです。

もちろん世界各国それぞれ色々な問題があって、仕事やお金、人間関係などの悩みはそれぞれ抱えていることでしょう。

 

どの国でも同じような悩みや不安があったとしても日本人だけは「自分は幸せだ!!」と、自信を持って答えられない人が多いということ。

これこそが日本人が抱える問題の原因であり、日本人の多くが間違って認識している「幸せの定義」外国人とは大きくかけ離れているのです。

では僕なりに感じる、日本人が幸せだと感じていることをまとめてみました。

  • お金や物で溢れていることが幸せだと思っている
  • 他人と比較し優劣を付けることで幸せを感じている
  • 人と違うことをしてはいけないと思っている
  • みんなと一緒である(似ている)ことが幸せだと思っている

 

これに関して皆さんはどう思いますか?

では下記で更に詳しく解説していきましょう。

 

お金や物で溢れていることが幸せだと思っている

もしお金があって自分の欲しいものが何でも買えて、お金にも物にも困らない生活が手に入るとしたら、それはそれで確かに幸せかもしれません。

では逆に、一般的に貧しいと言われる国々に住む人々はお金や物が無いと言うだけで本当に不幸なのでしょうか?

過去に僕は東南アジアのいわゆる過疎地みたいな所に行ったことがありますが、そこに住む人々は確かに貧しい生活を虐げられています。

食べることもままならない、教育だってまともに受けることができないような状態でした。

でも彼らの内側から出てくる人間としての幸福感を見ていると、決して不幸そうでは無いのです。

純粋な笑顔で今その時を必死に生き楽しもうとする姿は、幸せとか不幸とかの言葉で片付けるものではなく、ただ生きる為だけに目的を置いた現代社会の悩みとか不安とは全く無縁の状況の中で生活しています。

そこで気付かされたこととして、そもそも「幸せの定義」なんてものはなく、人として生きることや楽しむことだけにフォーカスして生活することこそ本当の幸せなのではないかと。

お金や物を所有して満足するような時代はもう終わりつつあります。

目的ややりたいことの為にお金が必要なだけで、生活の為だけに働く必要性がどれほどあるのでしょうか?

そして僕たちはなぜお金を稼ぎ、何の為に日々生活しているのでしょう?

今一度自分の生き方や生活に対して心改め、僕たちが失ってしまった生きる本当の目的を取り戻す時、それが「今」なんだと思います。

お金や物で価値を決める時代はもう古い。これからは『個人』が価値になる。

 

他人と比較し優劣をつけることで幸せを感じている

そもそも日本人の多くは、他人と比較して自分が劣っているか長けているかを判断するクセがあり、自分の言動や容姿が正しいか間違っていないかとやたら気にしてしまう特徴があります。

日本人がやたら見た目を気にし過ぎたり、ついつい他人と比較してしまう本当の理由

その結果人と比較することばかりに意識が向いてしまい、他人に優劣をつけるしかできなくなってしまう。

でも人と比較したところで何も見出せないし、そんなことを気にしてどんな意味があるのでしょうか。

自分が正しいと思ってやってることが自分にとっては正しい訳だし、他人は違う意見を持ってても何の問題でもありませんよね。

ただし一番やってはいけないこととして、自分の価値観の押し付けだけはしてはいけないと思います。

自分は自分、他人は他人。

たったそれだけのことを意識していれば他人と比較することも、妬みや嫉妬も生まれることはないでしょう。

 

人と違うことをしてはいけないと思っている

日本人の多くは真面目な人が多いからか、ルールや決まりごとを頑なに守ろうとする意識が強いですよね。

よく言えばプロ意識が強いと言うか、”間違った行為はしてはいけない”と言うルールの元に正しいことだけを尊重する風潮があるように感じます。

でもそれは裏を返せば、「ちゃんとしなければいけない」というプレッシャーを抱えながら生活するしかない状況を作り出しているとも言えるのです。

それではどうしても自由が効かなくて、人によっては息苦しさを感じてしまうのも分からなくはないですよね。

「個性的」であることがなぜか「いけないこと」と認識されてしまうのは、日本独自の価値観であり、それが原因で自殺のきっかけを作り出してしまっているとも言えるのではないでしょうか。

「個性はいけない」と教えられる日本と、「個性は宝」だと教えられる海外

もう少し肩の力を抜いて、個人の自由や他人に対して尊重する意識があればもう少し生きやすい環境を構築できると思います。

 

何かが狂い始めた日本、僕たちはどうすればいいのか?

 

出典 http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h20/01_honpen/html/08sh010301.html

上記のこれらをすごく分かりやすくしたのが、毎年発表される『世界幸福度ランキング』ですよね。

あくまで統計的な話なので参考程度にですが、日本は毎年のように順調に順位を落としています。

【世界幸福度ランキング2018】

第1位: フィンランド
第2位: ノルウェー
第3位: デンマーク
第4位: アイスランド
第5位: スイス
第6位: オランダ
第7位: カナダ
第8位: ニュージーランド
第9位: スウェーデン
第10位: オーストラリア
第11位: イスラエル
第12位: オーストリア
第13位: コスタリカ
第14位: アイルランド
第15位: ドイツ
第16位: ベルギー
第17位: ルクセンブルク
第18位: アメリカ合衆国
第19位: イギリス
第20位: アラブ首長国連邦

第54位: 日本

 

日本の今年(2018年)の順位は、第54位です。

前年は51位でしたが、着々と順位を落としているわけです。

この統計の主な指標として、以下の6項目を集計して幸福度として表しています。

  • (1)人口あたりGDP(対数)
  • (2)社会的支援(困ったときに政府や人を頼ることができるか)
  • (3)健康寿命
  • (4)選択の自由度(人生においての自由な選択と満足度)
  • (5)寛容さ(過去1か月の間に慈善団体への寄付など)
  • (6)腐敗の認識(政府や仕事上で腐敗の蔓延)

 

この中で日本の自慢できるところと言えば、(3)の「健康寿命」だけです。

なぜ日本が上位に選ばれているかと言うと医療制度が整っており、最も寿命が長いという理由から選抜されたそうです。

 

しかしそんな日本でも、他国と比べて劣っているのが、(2)と(5)の「社会的支援および寛容さ」です。

日本人の多くが感じていることとして、国や政府を頼れないという点や、それに対する社会の寛容さが無いという点。

 

社会的支援については国などの支援は北欧諸国には劣り、孤独死などが増えている日本の現状では、人と人との関係性が希薄になっていると言わざるをえません。

 

人としてこうあるべきとか社会人として、妻(夫)として〇〇など、個人の価値観を他人に押し付ける傾向が強いことから、それがプレッシャーでストレスになり、人が生きるうえでの自由さを制限させてしまっているのです。

それが原因で人に対する不信感が募り、自然と人との交流が減って孤独死に繋がっているというデータもあるほど。

 

そして最近その影響が若者にも浸透し始め、特に20代では死因の半数を「自殺」が占めるという結果に。

 

これは他国の自殺と事故の割合で比べれば分かります。

【各国の自殺率と事故率の割合】

  • フランス … 8.3 :12.7
  • カナダ … 11.3 :20.4
  • 米国 … 13.3 :35.1
  • 日本 … 17.8 : 6.9

 

上図を見て分かるように、日本だけ事故死よりも自殺のほうが圧倒的に多いのです。

そもそも自殺は2つ以上の理由(ストレス要因)が重なったときに起こると言われ、そのストレスの理由のほとんどが「人間関係」に関する悩みが多い。

そして自殺者の98%が、うつ病などの精神疾患に罹患していると言われています。

 

うつ病が増える主な理由としていくかの問題が指摘されていて、確かに個人の問題でもありますが、環境による要因もかなり大きいのです。

人は環境によって良い風にも悪い風にも変化することができる生き物。

 

人間誰しもが死にたくて自殺する人なんていませんよね。

何かを頑張りたい、必死に生きたいという思いがあっても、何かしらの理由で生きることを継続できない。

その結果、自殺を選択するしかなくなる。

 

これを”個人の問題だけ”と言いきれるでしょうか。

もちろん「辛いんだったら辞めればいい」「逃げればいい」という声もよく聞きますが、当人にとってはそんなことの判断すらもできないほど、追い込まれていてどうしようもなかったとしたらどうでしょうか。

 

人なんて自分の意思や考えをとことんまで捻じ曲げられたら、相当な信念が無い限り、落ちるところまで落ちます。

しかもそこに手助けをしてあげる環境があればまだしも、仕事による残業続きで親や友達に連絡すらもできない環境だったら、最終結論を下すことになってもなんらおかしくないですよね。

 

じゃあ「世の中全体の環境を変えろ」なんて簡単なことは言いません。

ただ、古き良き時代の考え方や風習は良いことだけでなく、悪い方にも傾くと言うことは知っておいてほしいです。

特に現代人にとって(特に若者)は理解できないことや、受け入れ難いことが多い。

 

でもそれは育ってきた環境が大きく変化したことにより、社会システムそのものが変わろうとしている現代だからこそ、昔のやり方だけでは通用しなくなってきていることに要因が挙げられると思います。

それには上にいるものがどこまで下の世代が求めていることに対応できるのか、そして彼らの意見を親身になって受け入れることができるのかが大きなキーワードになるのではないでしょうか。

なぜならいつの時代も、時代を作ってきたのは下の世代なのですから。

 

まとめ

 

どんなことでも言えることですが、最初から否定するのはただの価値の押し付けでしかなく、自分が価値を感じている部分が他人にも当てはまる、理解されるとは限りませんよね。

それは時代や世代が変われば、人々が価値を感じる部分に関しても大きく変わってくるはずです。

 

考え方の違いを認め合い、自分が知らないことを受け入れ、それを糧に自分を成長させていく。

この気持ちがなければ、今後の日本で若者が活き活きと生きていくことは困難になるでしょう。

そうならないように僕たち大人が真剣に彼らのことを考え、現状ある問題を一つずつ解決していくこと。

 

その小さな積み重ねが若者を支え、日本を支える基盤となり、この美しい日本を再構築していく戦力として活躍していくことでしょう。

僕たちがやるべきことは若者を潰してはいけない、活かすこと。

 

大人達に課せられた大きな課題だと思います。

読んで頂きありがとうございました。

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