先日のニュースで、
「アメリカとイスラエルがユネスコを脱退」という報道を見ました。
それを見た時に一瞬僕の中で大きな衝撃を受けました。
ついにその日がやってきたかもしれない。。
この決断が意味する事とは?
これからの世界はどうなるの?
もうすでに動いてる国は動いています。
更にこのアメリカの決断が、日本のこれからや、
これからの日本の情勢などにも関わってくる可能性がある大きな出来事です。
今の時代、決して楽観視できない事が降り掛かろうとしているのです。
ユネスコとはいったい何なの?
〜ユネスコとは?〜
教育や文化の振興を通じて、
戦争の悲劇を繰り返さないとの理念により設立の意義を定めたユネスコ憲章の前文には、
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」
との文言があり、設立の目的とその精神を顕著に表している。
ここでも書かれている通り、ユネスコという機関の主な事業内容としては、
「世界平和」
それはユネスコを設立した理由と、その時期がその意味を物語っています。
ユネスコの設立のきっかけは、第二次世界大戦です。
教育や文化の発展を通じて、戦争の悲劇を再び引き起こさないように、という願いの元、終戦前の1942年にイギリス外務省が呼びかけをしました。
それに応じた、ヨーロッパ各国の文部大臣がイギリス・ロンドンにて、連合国教育大臣会議を開き、この時のロンドン会議が、UNESCOの生みの親となりました。
そして戦後の1945年11月、イギリスとフランス政府がユネスコ創立の為の会議を招集。この会議で、広島・長崎に核兵器が使われたことに触れ、科学が平和のために使われなければならないと、教育・文化に加えて科学もユネスコで扱う事に決定しました。
核爆弾を始め、各種の強力な兵器を作ってしまった、ある意味恐ろしい人類ですが、平和を望む姿勢や取り組みもちゃんと行っているわけですね。
そして、その他にも様々な活動をされています。
・世界の貧困問題
・男女差別の問題
・文化的な多様性
・世界文化遺産の登録・管理
主にこれらの活動をしています。
そしてこの中で一つ注目すべき事が、世界文化遺産の登録や管理です。
ではアメリカとイスラエルが脱退した事とはどういう意味なのか?
この次の項目で詳しく見ていきましょう。
脱退が意味する良い面と、大きな問題点
メリット〜世界遺産を守る役割〜
まず、ユネスコが行ってる事の一つである「世界文化遺産に登録する」とはどんな意味があるのでしょうか?
それは、
”遺産として大切に残していく事でこれからも先の世代にも繋げていく事”
です。
これが登録の目的であり、最重要ポイントです。
これからもその歴史やその遺産が意味するものを未来永劫続けてもらう為の登録・管理なのです。
でも実際に言ってる事と、行ってる事は違うみたいなんですね。
大切に保管しながら残していく事を重要視しなければいけないのに、
実際は観光目的やお金儲けの一つとして扱われてることが多いのが現状です。
もう本来の目的を見失ってるんですね。
世界遺産に登録して大切に管理しながら、たくさんの人にその歴史や意味を知ってもらおうという行為自体はとても素晴らしい事です。
でもたくさん人が集まればマナー違反する人もいる訳で、壊されたり、汚されたりするものです。
そうなれば余計な出費や、キレイに維持する事が難しくなり、「大切に守る」という概念そのものが崩れてしまいます。
そして何よりもそれだけの価値があるものなのに、
観光地化してしまっては、その価値が薄まるだけで意味がなくなってしまいますよね。
なので、どうやって価値あるものを大切に守っていくのか?
これは世界中で大きな問題になってる一つでもあるのです。
なのでそういう視点で捉えると、
大切なものを守る為にはユネスコから脱退するというのは一つの選択としてはすごく素晴らしい事だと思います。
それが本当の意味ではなくても、結果的に価値あるものを価値あるものとして残せないのであればそういう選択も有りですよね。
日本にも世界遺産はたくさんありますが、観光地化してからその維持に困ってる自治体もたくさんあるのが現状みたいです。
なので僕個人としては、すごく良い選択をされたなと思います。
デメリット〜世界的な戦争への懸念〜
現状、皆さんもなんとなく感じてるのではないかと思いますが、
戦争へ進もうとしてるのはお気づきでしょうか?
そしてこのタイミングでの解散総選挙が起きましたよね。
何か違和感ないですか?
もし何か感じる方であれば、その感覚は間違ってないと思います。
それは去年日本で決まった安保法案や、
軍事費を大幅に上げた事。
そして連日報道される北朝鮮を煽るニュースなど、戦争をする前の状態に近くなってきたからだと思います。
もうすでに日本は戦争に参加しない国という考えは捨てた方が良さそうです。
アメリカと日本は同盟国であり、常にアメリカ優先です。
それは日本の政治家のアメリカへの異常な対応を見てれば、そう感じる方も少なくないのではないでしょうか。
なので日本という立場は、
”アメリカが戦争するよ”と言えば、『YES』
”武器を買え”と言われれば、『YES』
”法律変えろ”と言われれば、『YES』
こんな感じです。
そして何よりもこの脱退が意味する理由の一つとして、
アメリカは過去にも一度脱退し、再び戻ってきた経緯があるのです。
その年代やタイミングを見ればハッキリと分かります。
1984年 / ユネスコ脱退
1991年 / イラクのクウェート侵攻による湾岸戦争
2003年3月 / イラク戦争 開戦
2003年10月 / ユネスコ再加盟
これはあまりにもタイミングが良すぎると思いませんか?
戦争するから脱退
↓
戦争
↓
終わったから再加盟
そのように見えて仕方がないぐらい分かりやすいですよね。
そして何よりもユネスコを設立した理由が、世界平和じゃないですか。
脱退するという事は、世界平和を維持できないから。
もしくは世界平和よりも、戦争をする事を第一優先に考えたからではないでしょうか。
それを上の年号が表してますよね。
更に「2003年のイラク戦争」に関しては、
「大量破壊兵器保有の疑い」を理由に強引に攻撃に踏み切りました。
でも実はこの裏には、石油利権があったと言われています。
要はアメリカという国は、国の資源や、お金を得る為には戦争して潰してでも侵略して採取するという事をやってきました。
まさに現在の北朝鮮も、
「核への懸念や破壊兵器を所持してるから潰してしまえ!」という風になってますよね。
確かにやたらめったにミサイルを発射し、他国を威嚇するような事をしてますが、
これも何かの計画の元に行われているように見えるのは気のせいでしょうか。
とにかく真相は分かりませんが、
このユネスコ脱退や、日本の改憲、そしてこのタイミングでの解散総選挙という流れは何か動こうとしてるのは間違いないかなと思います。
僕たちが今やらなきゃいけない事は、
そうなる前にしっかり情報収集する必要があるという事です。
まとめ
今回の記事はあくまでも個人的な見解です。
ただ、色々な今までの流れを見ていくとつじつまが合うというか、すごくスムーズに事が進んでますよね。
そして異常な程の北朝鮮を否定して悪者にしようとしてる感じ。。
確かに北朝鮮は危険な国かもしれないですが、
では実際にミサイルが飛んでるのをその目で見たのでしょうか?
北朝鮮に行って、その目で市民の生活や国民性を見た人がどれだけの数いるのでしょうか?
北朝鮮の人から危険な目に遭ったり、ひどい扱いを受けた人はいるのでしょうか?
物事は決して一方通行ではありません。
シリアとの戦争の時もそうです。
戦争前のシリアはすごく豊かで国民にとって幸せな国だったと言われています。
一部の団体が悪さをしてただけであって、普通に暮らしてる国民は何も悪い事はしてません。
北朝鮮も一緒です。
それを戦争という形で潰してしまうのは正解なのでしょうか。
僕たちはもうすでに、現実問題として戦争やこれからの未来の事を考える必要がありそうです。
今一度、見方を変えてしっかりと真実を見抜かないといけないと思います。
読んで頂きありがとうございました。