[肉工場経験者] 知っておくべき外国産牛肉の恐ろしい実態とおすすめの選び方。
- 2017.10.19
- 身体を守る物、壊す物
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前回は国産牛の危険性についての記事を説明しました。
極端に言えば牛肉は、
国産でも外国産でもあまり食べない方がいいのですが、そんな訳にはいきませんよね。
なので、国産でも外国産でもちゃんとしたものを選ばなければいけません。
今回は前回の記事の続きで、外国産の何がいけないのか?
そして、その選び方について詳しく解説していきます。
結局、輸入肉の何がいけないの?
国産の肉には国産の良いところもあるし、悪いところもあります。
輸入肉に関しても良いところも悪いところもあるのが現状です。
「じゃあ輸入肉の何がいけないの?」と思いますよね。
以下説明していきます。
レンダリングビジネスを知ってますか?
レンダリングという言葉聞いた事ありますか?
肉工場で働いた事ある方なら知ってると思いますが、
飼料や様々な商品を作るうえで必要な作業の一つです。
そしてこのレンダリングにこそ輸入肉の問題点があります。
畜産分野におけるレンダリング(rendering)とは、と畜場の食用に用いられない屑肉などから粉末肥料、飼料、洗剤などの原料となる動物油脂およびミールを作ること。
簡単に言えば、
”自分達が食べてる牛の肉を、その牛も、牛の肉を食べてるという事”
『????』ですよね。
肉工場には「レンダリングルーム」と言って、
肉以外の内蔵や必要のないくず肉をまとめる部屋があります。
そこには、通常使われない”頭部・骨・爪・内蔵”などが流れてきます。
それらは、強力な撹拌機(かくはんき)で粉々にして粉末にする事で、
牛の飼料や農家の肥料にするというものです。
Healthy Evolutions Fitness & Nutritionより引用
すごく効率的なように思えるかもしれないですが、
ここで重大な事実が発覚します。
それは、
死んだ牛・路上でひかれた動物・動物保護施設で殺傷分したものなど色々な素材を、
まとめて混ぜちゃうのです。
要は、病気で死んだ動物、腐ってる物でもそこに放り込まれて乾燥して飼料にされています。
それを、牛さんが食べて、その肉を自分達が食べてるという事。
怖くないですか?
これでも人体に何の影響もないと言えますか?
アメリカでは、このレンダリングビジネスで約24億ドルも稼いでると言われています。
年間で、約700万頭〜何千万頭もの死体がここに流れてきます。
一つの巨大なビジネスとして成り立っているのです。
File:Solid Wastes from Slaughterhouse.jpgより引用
そこで採れた脂肪分などは、
化粧品などの潤滑油・ワックス・石鹸などに精製され、
それ以外のものは乾燥して「肉骨粉」になります。
しかも、その成分の4分の1は糞尿です。
それらの「肉骨粉」がどこにいくのか?
飼料や、自分達がペットに与える餌にも配合されているのです。
そうです、
僕たちが何気なく与えているペットが食べるフードにも平気で使われています。
自然界の生物ではガンになる生物は存在しないのですが、
ガンや生活習慣病などの病気になるのは人間とペットだけと言われています。
偶然にしてはよく出来た話ですよね。
今まで散々、恐ろしい事を平気でやってきた人間ですが、
その結果自分達がそれを食べ、
そして病気になってるという恐ろしい悪循環を生み出しているのです。
その結果起きた大きな事件が、『1997年の狂牛病』
それから多少規制が厳しくなったものの、未だに普通に行われてるのがアメリカの現状です。
そして、更に注意すべき点がもう一つあります。
大量の遺伝子組み換え成長促進剤を使用
アメリカやオーストラリアは、成長促進剤の使用を許可してる国ですが、
その中でもアメリカの基準は度を超えています。
ある研究結果では、国産牛肉に比べて、
約600倍にもなる高濃度のホルモン剤残留が分かっています。
これはオーストラリアの基準値をはるかに超えてる残留濃度です。
Bovine Growth Hormone: What is its effect?より引用
なので、EUなどのヨーロッパ諸国はアメリカ産の牛肉輸入を禁止しています。
これらの成長ホルモン剤の使用により人体に与える影響で、
『乳がん・前立腺がんなどのガンになる原因』の一つになっていると言われているからです。
2009年に開催された日本癌治療学会学術集会で北海道大学の半田康医師は、
「牛肉中のエストロゲン濃度と、ホルモン依存性癌発生増加との関連」を発表しました。
「わが国において乳癌、前立腺癌を含むホルモン依存性癌は急速に増加しているが、これに並行するように牛肉消費量も増加している。
国内消費量の25%を占める米国産牛肉では、肉牛の飼育時に成長促進目的にエストラジオールを含むホルモン剤の投与が行われる。
米国の牛肉消費量は先進諸国で最多で増加傾向にあるが、癌発生数は乳癌、前立腺癌が極めて高い。
このため、牛肉に含まれるエストロゲン濃度を検討した」
危険な合成ホルモン剤残留牛肉、日本は大量輸入で野放し 発がんリスク、世界中で禁止/Business Journalより引用
昨今では、
乳がんや前立腺がんの増加してるのと一緒に、
牛肉の消費量も増加してるという関係性も認められています。
自然に骨が伸びて骨格を形成し成長するのに対して、
短期間で急激に大きくし、成長させる事というのは生物的に無理が生じます。
無理を重ねた生物が健康体でいれる訳がありません。
例えば韓国では整形手術が文化になってますが、
身長を伸ばす手術をする人もよくいるらしいんですね。
成長ホルモン剤を摂取したり、人工的に骨をくっつけたりするみたいですが、
その分骨が脆くなり、骨折しやすくなると言った報告もあります。
やはりそんな簡単に生物の身体を変える事は難しいのです。
牛肉の選び方とおすすめの牛肉
上記で述べたように、特にアメリカ産の肉に関しては注意が必要です。
スーパーで購入する時だけでなく、安いステーキ専門店・チェーン店など安く提供されてるお店はアメリカ産牛肉を使用してる場合が多い。
なのでそういったお店で食べる事をなるべく控え、
国産やEU産などを使用してるお店で購入するなどの意識が必要です。
そこで個人的におすすめなのが、オーストラリア産&ニュージーランド産の牛肉。
外国産であれば、EU産が一番良いですがあまり取り扱ってるお店が少ない事がデメリット。
なので、比較的安く買えるオーストラリアやニュージーランド産の牛肉を購入するようにすることが、健康と密接に関わってるとも言えます。
なぜかと言うと、『自然放牧』で飼育してる企業が多いからです。
無理に大きくさせようとしたり、異常な飼育方法を行ってる企業があまりありません。
特にその中でもおすすめなのが、「グラスフェッドビーフ」と言われるもの。
〜グラスフェッドビーフとは〜
ストレスのない放し飼いで栄養価の高い牧草だけを食べて育ち、赤身をメインとする肉質は繊細でやわらかく、肉本来の旨みや香りにあふれていながら低脂肪&低カロリーなもの。
ニュージーランドも生産数が少ない分、
自然放牧で飼育されてる企業が多いので、
日本でも比較的安心して手に入れやすいのがメリットです。
↓↓僕がオススメする牛肉はコチラ↓↓
リブ ステーキ 約400g 厚切り約3cm!ナチュラルビーフ100%!リブアイロール ニュージーランド産 BBQにもオススメ
NEWZEE ビーフリブアイ ニュージーランド 5 x 200g ステーキ(1kg) Beef Ribeye ニュージーランド産プレミアム品質牧草牛
海外の肉は大きく量もたくさんあるので、
食べれるサイズに切ってから冷凍保存するのが一般的です。
僕も海外に住んでる時は、
2kgとかある物を等分に切ってから冷凍して保存していました。
ニュージーランドもオーストラリア産のお肉でも日本で食べるには少し高価ですが、
比較的柔らかいものもあって、日本で言うフィレステーキに当たるのが上記の商品です。
更に輸入牛をおいしく焼く方法もあるので以下のリンクもぜひ参考にされてみてください。
まとめ
人間にとってお肉は必要な栄養源です。
その重要な役割であるにも関わらず、
その生産の仕方に問題があり、
そのせいで自分達の病気にも関係してくるという事実が判明しました。
せっかくおいしく食べるものなら安心して食べたいですよね。
安いものには安い理由があるので、
スーパーで売ってる格安の輸入牛は食べないようにしましょう。
輸入牛でも買うなら、オーストラリア産かニュージーランド産。
そして焼き方さえこだわれば普通に美味しいステーキを食べることが可能です。
もし牛肉を購入するなら、
国産もしくは、『オーストラリア産やニュージーランド産のグラスフェッドビーフ』
を購入される事をおすすめします。
ぜひ参考にされてみてください。
読んで頂きありがとうございました。
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