前回は、精子の減少による問題について説明しました。
そこで取り上げた中で、それによる影響の一つとして少子高齢化があります。
前回の記事を読まれたい方はコチラ↓
実感として街にいる年齢層で見ると、高齢者が昔より増えた気がしませんか?
子供達の遊び場が減ってきてるのもあるので、室内で遊ぶ子が増えてるのもありますが、
街に出てる人の割合で高齢者が増えてきています。
メディアやネットでもよく取り上げられる『少子高齢化問題』について、結局何が問題なのか?
そして、まだその危険性について気づいてない人もいる事が一番の問題です。
実感し始めた時ではもう遅いと思います。
今からその覚悟と、対策を考えなければいけない時だと思います。
今後、間違いなく人口が減る日本
2050年には日本の総人口は3,000万人も減少、高齢化そして極めて急激な人口減少社会を迎える日本
このグラフを見てください。
このグラフが表すのは、
2004年をピークに、今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準になっていくというもの。
明治時代後半というと、総人口約3500〜4500万人です。
現在は約1億2000万人。
今後のデータが表すのは、2100年には現在の半分〜3分の1ぐらいの人口になるという話。
その頃には自分達の世代は生きてないでしょう。
でも、その頃に生きるであろう世代は自分達の子供達とその更に下の世代です。
自分達は死ぬからどうでも良いなんて事は言ってられません。
実際に苦しむ事になるのは、この2〜3世代先の人達であるということ。
このまま問題を放置すると、
全国の市区町村の6割以上の地域が人口が半分になるという事。
そして、その他の約2割の地域では人口が0になる地域も出てくるとの事です。
地方には仕事がなくなり、都市部に集中していく。
都市によっては大きな格差が広がり、空き家が増え、地方の土地の持ち主は相当な被害が出そうです。
少子高齢化による本当にヤバい問題とは?
ではここからが本題です。
これから人口が減る事でどんな事が起きるのか?
詳しく見てみましょう。
<① 個人への課税額が大幅に増加>
労働人口が減る事によって、
国の税収入が減り、一人辺りの課税額が右肩上がりに増えていく。
課税によって更に収入が減っていく可能性が高くなる。
現在でも物価の上昇に対して収入が追いついてないから共働きをして生活を補ってます。
でも今後は更にそこに課税がなされ、生活するのにもっと厳しくなっていくという事。
更に人口が減っていく訳ですから、年々厳しくなっていく可能性が高い。
このグラフはあくまで予測ではありますが、
このままいけば所得の約半分が消費税や社会保障費として引かれる計算になります。
ただ北欧みたいに、
課税額が大きい分その後の保証がしっかりしてるのであれば全く問題ではない。
でも、今の日本の現状どこからその財源を持ってくるのか?
こういった課題を解決していく必要があるでしょう。
<② 年金問題による若者への負担>
将来年金がもらえないとかの話もチラホラありますが、
自分の予測としてはちゃんともらえると思います。
というか払ってもらわないと困りますよね。
ただし、
支給年齢を更に上げて、『長生き』が条件になる可能性が高い。
あと一番の問題は、高齢者が増えることでの年金に必要な財源の確保をどうするか?
若者への多額の課税をする可能性があるという事。
これは先程の「1」でも説明した課税額に含まれますが、
老人が増える事でその老人を支える人口が減る訳です。
トップの画像が分かりやすく説明してくれてます。
1965年の日本では老人一人当たり約9人の若者達で支えてたのが、
2050年には老人一人当たり一人の若者で支える
上で言う「生産年齢人口」とは、15歳〜64歳の人達。
世の中はこの年齢層の方が企業や経済を支えているのです。
それが若者一人で一人分の老人を支えるとなると、若者がどれだけの負担をする事になるのか分かりますよね。
多額の課税されることになりそうです。
<③ 移民に頼る事への期待と不安>
一番手っ取り早く人口を減らさない為にやるべき方法かもしれません。
ただ様々な国がそういった制度をやってきて補おうとしてますが、
実際たくさんの事件や治安の悪化を招いてる事は海外では常識。
国の内部で何とかしようとするのではなくて、
外部からの人に頼ってもなかなか思う通りにいかないのは、
過去の他の国の実体験を確認すれば分かるでしょう。
日本は世界でも類を見ないぐらい安全で、良い国。
でもそれは、国民性や昔からある古い考えが根付いてる事にあります。
日本人は良くも悪くも規律を守り、感情を表に出さない人種です。
空気を読み、人の顔色を伺う文化による影響だと思います。
でも、それが通用するのは日本国内だけであって、一歩外に出ると別世界。
言いたい事は言い、暴言やあからさまに態度に表す人だってたくさんいます。
そういった人達が日本に入ってきた場合、
この堅苦しい日本でどうやってやっていくのでしょうか?
一部の外国人には平気でも、ほとんどの外国人にとっては難しいでしょう。
日本人自体が変わらなければ、受け入れるだけの余裕がないのです。
そして平和ボケした日本人には、
必死に生き、生きる為のハングリーさで外国人に勝てる要素がない。
このブログで説明した実際に来日外国人が増えることでの懸念の方が大きいのです。
でもそれは決して良い理由だけではなくて、
日本の成長に対して東南アジアなどの地域がどんどん経済成長してること。
日本の物価が他国に比べて安くなってきてる事にあります。
「日本は安いから遊びに行こう」
今まで日本は何でも高い国というイメージから、安くてコスパが良い国になりつつあります。
『コスパが良い=良い国』は絶対に違う。
コスパを意識すればする程、経済は悪くなり格差が広がるのは常識です。
まとめ
今のままでは決して良い方向には向かない事は分かると思います。
もちろん政府や人々が気づいて何かしらの行動をする事によって、
国そのものを動かし良い方向に向かう可能性だって大いにある。
前にあるお客様が少子高齢化について言ってました。
”新しい国の法律として、結婚しないと罰金とか、
子供産まないと社会保障なしとかの政策を作るぐらいの事をやれば子供増えるのにね”
確かにこの政策はかなり強制的であり、全ての人が納得できるような事ではない。
ただ、今後の日本を支えていくうえである程度必要な事でもあると思います。
そこまでやりたくないなら今から気づいて、未来の子供達の為に行動する必要があります。
今の生活環境は物に溢れ、豊かさの基準が「お金」で比べられるような時代。
でもこれこそがいつまでも豊かになれない原因。
本当の豊かさとは、お金や物などではなく、心の豊かさや時間の余裕、
そして子供達が溢れる世の中こそ幸福度の高い世の中
何かに縛り付けられたような当たり前という常識を捨てること。
そして求めすぎないことが本当の気持ちの豊かさを得ることになる。
物で溢れてることでも、肩書きでも、お金でもないもの。
今自分達にできる事は、
しっかり未来を見据えて良い意味で一度手を抜いてもいいのではないでしょうか。
もう一度生き方を見直すことが必要だと思います。
読んで頂きありがとうございました。
↓↓今後の未来年表を分かりやすく説明してある必読本↓↓